今週のトレード
英ポンド/米ドル売り@1.2250(2月3日)→利益確定@1.2215(2月14日)
損益 +35pips
この企画ではバカラ村さんが自身のポジションを公開しているメルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」でのトレードを振り返りながら来週に向けての戦略を教えてもらいたいと思っています。また最後にはメルマガでの累計獲得pipsも紹介していきます。
「ドル円上昇」がいちばんわかりやすい
――昨日(2月14日)の米CPIでは英ポンド/米ドルが35pipsの利幅で決済され、新たにユーロ/米ドルの売りポジションを取りました。
「ドル高が続くよね」という相場観がベースにあって、その中で通貨ペアを選んだ感じですね。
――対ユーロでのドル高がもっともわかりやすい、と?
いちばんわかりやすいのは米ドル/円の上昇だと思います。前に話した「20日サイクル」でボトムをつけてレンジを上抜けしてからは、21日移動平均線できれいにサポートされています。昨年12月末と1月6日につけた高値134円台半ばまでは行くのだろうな、と。
米ドル/円 日足
――それなのにメルマガでは米ドル/円の買いポジションが配信されないのは……?
米ドル/円は僕が寝ている東京時間に動くことが多いのと、値動きが早いのでメルマガで配信しても読者がついてこられない可能性がある。「安心して長く持てる通貨ペア」という目線だと、ユーロ/米ドルの売りかな、と。
「17時からのユロポン」に傾向あり
――もともと売っていた英ポンドからユーロに乗り換えたのは?
どちらでもよかったのですが、先週からのユーロ/英ポンドは欧州オープンからNYオープンにかけて売られる傾向があります。「M&Aのフローでも出ているのかな?」と思わせるような値動きなんですよね。
――チャートを見ると、たしかに17時からの下落=ユーロ安・ポンド高が目立ちます。
ユーロ/英ポンド 1時間足
今日(2月15日)は英CPIが発表され予想よりも低かったことで、欧州オープンからポンドが売られましたけどね。
でも欧州市場でユーロ/英ポンドが売られやすかったたこと、それにユーロ/米ドルは1.05ドル台にストップがたまり始めているという情報もありユーロを選択しました。ユーロ/米ドルはまだ1.06ドルから1.08ドルでのレンジですが、いずれ下抜けして1.05台をめざすのかなというイメージです。
植田警戒が強まればドル円は上がりやすい?
――日銀総裁が決まって米CPIも通過、2月24日とされる植田さんの所信聴取まで大きなイベントがありませんね。
植田さんにせよ就任(4月9日予定)前に不用意なことを言って投機筋に狙われたら打つ手がない。当面は無難な発言に終止するのでは。むしろ「植田さんが正常化へ向けた発言をするのでは」とビクビクしてくれたほうが、米ドル/円はロングが溜まりにくく上がりやすくなるとは思うのですが。
植田体制での初会合までの主なイベント予定
――目先の為替市場を先週教えてくれた通貨の強弱で言うと?
主要3通貨だと当面は「米ドル>ユーロ>円」ですね。ユーロ/円はレンジを上抜けしてきましたが高値を維持できずに下げてきたとき、ユーロ/米ドルも下に向かうのでは。