週刊スイング会議

「2023年のFX難易度」論争と、トルコリラ民の眠れぬ週末

今週のトレード

豪ドル/米ドル買い@0.6785(5月8日)→利益確定@0.6795(5月8日)

損益+10pips

ユーロ/米ドル売り@1.0990(5月9日)→保有中

含み益 +36pips

この企画ではバカラ村さんが自身のポジションを公開しているメルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」でのトレードを振り返りながら来週に向けての戦略を教えてもらいます。また最後にはメルマガでの累計獲得pipsも紹介していきます。

イベントリスクを取るべきか否か

――先週、「21日移動平均線のある89円台半ばが押し目買いのメド」とアドバイスしていた豪ドル/円はきれいに決まりました。

バカラ村さん

メルマガでも配信したかったのですが、反発を確認できたのが深夜だったために配信できませんでしたね。

――2円近く上がっただけに、もったいなかったです……。

バカラ村さん

ただ豪ドルはまだ強いですね。ユーロは弱いし、豪ドルは強い。週足でも先週は大陰線が出て、先々週の上げを否定しています。ユーロ/豪ドルは売り方向で見ています。

――売りのポイントはどのあたりですか?

バカラ村さん

5月2日の安値(1.6355豪ドル)まで反発すればわかりやすいですが、そこまで上がるとチャートが売りづらい形になってしまう。その手前、1.6300豪ドルあたりですね。3月高値であり、4時間足レベルで小さなサポートとなった水準でもあります。

ユーロ/豪ドル 日足

IMMのユーロ買い、2020年10月以来の高水準に

――米ドル/円は動かないですね。

バカラ村さん

135円にオプションがあるとの噂がありました。その真偽はともかくとして先月末から月初にかけての乱高下で投資家が傷んでいるのかなと思います。

気合を入れて買う場面ではないし、日銀が1年から1年半の時間をかけてレビューすると言っているのに売るのはためらわれる。新たな材料が出ないと、やりづらいですね。

――メルマガではユーロ/米ドルのショートです。

バカラ村さん

1.1050ドルあたりで何度も上値が抑えられています。今はまだ大きく下がるイメージはないですが、IMMポジションはユーロ買いが2020年10月以来の高水準となっており、燃料はたまっています。何らかの材料が出れば1.1050が天井となってユーロ安が進む可能性もあるのかな、と。

週明けのトルコリラは窓あけ必至!

――今、注目しているチャートはありますか?

バカラ村さん

トルコリラですね。日曜日が大統領選挙で暫定結果が発表されるのは月曜の早朝5時59分。時間が時間だけにトルコリラが窓をあけて急変する可能性は高い。

現時点ではエルドアン大統領の苦戦が伝えられています。エルドアンが負ければいったんはトルコリラ買いになると思います。ただ、そのトレンドが続くかどうかはわかりません。

――エルドアンが勝った場合は?

バカラ村さん

米ドル/トルコリラを見るとひたすらトルコリラは売られており「エルドアン敗北」が織り込まれている気配はありません。もしエルドアンが勝っても失望でトルコリラが大きく売られるわけではなさそうです。結果はともかく、期待値が高いのは上がる方向ではないでしょうか。

米ドル/トルコリラ 日足

――日刊スキャル会議では「今年の相場がどのくらい難しいか」という議論がありました。トレードスタイルは違いますが、バカラ村さんから見て、今年のFXの難易度はどのくらいですか?

バカラ村さん

去年に比べれば難しいですが「普通」に戻ったくらいじゃないですか。そこまで難しいわけではないし、難易度でいえば3、4年前のほうがもっと苦しかったですね。ブレイクしても動かないし、やりようがありませんでした。

バカラ村のFXトレード日報!」2022年からの獲得pips

先週は豪ドル/米ドルをロングし10pipsを上乗せした

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