CPI発表の12日、平井さんは126pips
――今日は1月11日、12日の2日分をまとめてお伺いします。
おととい(1月11日)は、淡々とした1日でした。9日から11日までは淡々とトレードしていたな、と。+24.8pipsです。
僕もほぼ同じ、+24.1pipsです。
――昨日(1月12日)はCPI待ちになるかと思いきや、朝から動きました。
昨日は1日を通して調子がよく、CPIまでに60pipsくらい、CPI後は深夜2時くらいに風呂に入ったんですが、戻ってきたら129.50円をブレイクしそうだったので再開して、結局3時くらいまでやりました。CPI後にも60 pipsくらい増やせてトータルで+126.3pipsです。
僕は1日トータルで+59.6pipsです。CPI後は打てる業者も少なくて+8.9pipsくらいなので、大半がCPIまでの利益ですね。
逆張り勢に厳しかった日中の動き
――日中はどうでしたか?
逆張り勢に厳しい動きでしたよね。逆張りって「節目のレートで逆張りする」か、「プライスアクションで逆張りする」かだと思うんですが、プライスアクションで逆張りしてリバらずに伸びていくと、切るチャンスを失ってしまう。そんな場面が多かったです。
今はほとんどやらないですが、以前はプライスアクションでの逆張りをよくやっていました。節目のレートがあると「超えるだろう」と思ってしまうんで、逆にレートは見ないほうが逆張りしやすい。
レートに当たった瞬間に跳ね返ってもリバウンドは小さいんですが、レートを超えてストップを狩ってからのリバは強い。そこはブレイクアウトを狙った順張り勢の利確ポイントでもあるから、そんなところを狙っていましたね。
1月12日 米ドル/円5分足
レンジ内では激ボラもラインでもみあう「指標あるある」
「指標あるある」なんですが、「レンジ内ではボラティリティがあるんだけど、ブレイクラインではもんでしまう」という動きが昨日もよく見られました。前にも話したように最近はブレイクライン手前で加速してラインで止まってしまうことも多い。ブレイクラインの抜けだけを狙っていると苦しかったかもしれません。
――そんなとき平井さんはどうトレードするんですか?
「レンジの中から外側へ向かう動き」でもトレードしていました。レンジの真ん中からブレイクラインまでの値動きが軽いところを狙うイメージですね。でも、「.00」や「.50」の「キリ番」もそうだし、波形が折り返した高値・安値などのしかるべきところのブレイクアウトをやっていれば手数も打てたし、取りやすい動きもあったと思います。時間をかけてパワーを溜めていなくても出来高が大きいと、抜けたときに勢いがついてくれますね。
「○○待ち」の油断は禁物
――今年も年初からよく動いています。
昨日は「CPI待ち」だと思って日中に予定を入れていた人もいたかもしれませんが、「○○待ち」だと思うと意外と昼間から動くことが増えている印象があります。スイッチが入れば、いつでも動く相場が続いているっていうことですよね。1月16日もアメリカが祝日ですがスイッチさえ入れば動く可能性がある。真面目にやらないといけないですね。