今週のトレード
米ドル/円買い@138.40(7月18日)→利益確定@139.75
損益+135pips
ユーロ/豪ドル売り@1.6365(7月25日)→建値決済@1.6365(7月26日)
損益±0pips
この企画ではバカラ村さんが自身のポジションを公開しているメルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」でのトレードを振り返りながら来週に向けての戦略を教えてもらいます。また最後にはメルマガでの累計獲得pipsも紹介していきます。
迫る日銀会合、依然4割がYCC修正を予想
――今日(2023年7月26日)の夜にFOMCを控え、明日はECB、あさっては日本銀行とイベントが続きます。中銀ラッシュの直前で話しにくい時期ですが……。
FOMCまで10時間を切って円高になっていますね。米ドル/円はブルームバーグやロイターの観測記事で上げた分をほぼ帳消しにしました。米ドル/円だけでなくクロス円もそうですね。
――「政策変更なし」との観測記事で上げた分が帳消しになったということは、「変更なし」の織り込みがリセットされた、ということですか?
YCCを修正・解除するだろうとの観測も根強いんでしょうね。今日の日経の記事だと、エコノミスト14人のうち6人がなんらかの変更を見込んでいます。QUICKによる日銀ウォッチャーへの調査でも26人中8人が変更を見込んでいるとのことなので3割から4割くらいの専門家が日銀は動くと見ていることになります。
――まだ修正予想は多い。油断できないですね。
日銀7月28日会合の予想
エコノミスト14人中6人(42%)が政策修正を予想(日経7月26日記事)
日銀ウォッチャー26人中8人(31%)が政策修正を予想(日経7月21日記事)
債券市場関係者121人中34人(28%)が政策修正を予想(日経7月4日記事)
「8月の円高」は円売りポジションの仕込みどきか
たとえYCCを解除しても利上げまでは相当な距離がありますし、日銀の結果によってエントリーする水準は変わりますが、米ドル/円は買っておけばいい相場が続くんだろうとは思います。金利差がこれだけあると、動かなくなったり、下がったりすれば金利差を目当てにした買いが出てきやすいので。
――金利差といえば、先週紹介してくれた南アランド/円が8円を超えてきました。
今日は下がっていて日足のMACDはダイバージェンスとなりそうです。
――ダイバージェンスはトレンド転換を示唆することもあるため、下落トレンドに転換ですか?
今回はダイバージェンスが「ダマシ」になるのではと思っています。昨年11月からの米ドル/円が下げた局面でもダイバージェンスを出しながら下げていきました。
同じようにダマシのダイバージェンスを出しながらトレンドが継続するのでは、と。
――ターゲットは?
まずは2021年6月高値の8.16円ですね。
南アランド/円 日足
米ドル/円 日足
高金利通貨・南アランドが強いチャートに
今日のブルームバーグの記事でダブルライン・キャピタルのCIOがリセッションによりFRBは1%の利下げを余儀なくされる、と警告していました。
――ダブルライン・キャピタルは「債券王」ジェフリー・ガンドラックのファンドですね。
8月に利下げがあるとは思わないですが、8月は円高になりやすい月。金融ショック的なことが起きて円高になれば円売りポジションを仕込むチャンスになると見ています。
ユーロ/円はダブルトップか
――ECBはどう見ますか?
ユーロ圏の景気も弱含んでいますし、ユーロの雰囲気が変わってきましたね。今回は利上げですが、次回9月の利上げは微妙になってきました。ECBメンバーのなかでもタカ派で知られたクノットさんですらトーンをだいぶ弱めているので、ハト派的なイベントとなる可能性が高いと思います。
3月からの円安を引っ張ってきたユーロ/円も158円を高値としたダブルトップとなりつつあります。まずはネックラインの154円をめざすのでしょうし、そこを割ってくると150円、ということになります。週足を見ても買われすぎですし、やはり8月は円高に警戒が必要だと思います。
――8月は注目ですね。ただ、その前に月末があります。
週末と月末が重なると動きやすいのですが、今月の月末は月曜日。曜日から考えると、そこまで大きくは動かないかもしれません。
ユーロ/円 日足
「バカラ村のFXトレード日報!」2022年からの獲得pips
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