この企画ではバカラ村さんが配信している「バカラ村のFXトレード日報!」でのトレードを振り返りながら来週に向けての戦略を教えてもらいたいと思っています。また最後にはメルマガでの累計獲得pipsも紹介していきます。
今週のトレード
ユーロ/米ドル売り@1.1910(1月30日)
→建値ストップ@1.1910(2月1日)
損益=ゼロ
ユーロドルは建値ストップに
――まず先週のトレードですが新規トレードはユーロ/米ドルのショートでしたが、FOMC前に建値で決済となりました。
エントリーの指値が思ったより早く刺さって下がってくれたので利益確定してもよかったのですが、ノーポジションになるのがもったいないので建値にストップを移動しました。
――ユーロ/米ドルはFOMCで上がって昨年4月以来の1.10台をつけています。
今年に入ってからユーロは「上がっては止まって」の繰り返しなので、高いところは買ってはいけない気がしてしょうがない。もし買うとしたら142円で止められているユーロ/円が上抜けしたときですね。円安になる可能性を見ているので、ユーロ/円が上抜けするとユーロ/米ドルも底堅くなりそうです。
ユーロ/米ドル 1時間足
ドル円の「20日サイクル」だと今日にも底打ち
――円安ということは米ドル/円は上方向を見ていますか?
そうですね。円安といってもクロス円よりも米ドル/円が中心だと見ています。米ドル/円が上がるかどうか、今日の値動きにとても注目しています。
――その理由は?
「20日サイクル」ですね。昨年10月から約20日おきに下げてきました。日銀介入、米CPI、パウエルFRB議長のハト派発言、日銀のYCC修正、米CPIと理由はあるのですが、1日か2日くらい下げてから反発するパターンを繰り返しています。
次のサイクルボトムが2月3日前後、つまり今日なんです。米雇用統計もあり、前回安値127.50円を割って「円高がくるぞ」という雰囲気をかもす長い陰線が出るようだと買いやすくなります。
米ドル/円 日足
G7で唯一、イギリスだけがリセッション懸念
――クロス円はいかがですか?
ユーロ/円のように12月高値で抑えられている通貨ペアが多いのですが、NZドル/円などはいつか上に抜けるんじゃないかというイメージは持っています。ただ、英ポンドだけは別ですね。
今週、IMFが発表した世界経済見通しではG7で唯一、イギリスだけがリセッション懸念があるんです。中国のリオープンでユーロ圏は強い、アメリカの雇用も堅調というなかでイギリスの弱さが際立っています。
クロス円 日足
――そうは言っても英ポンド/米ドルは高値圏に張り付いています。
チャート的には上に抜けそうに見えますが、経済的な弱さを考えるとブレイクしたとしても高値を買うのは怖い。米ドル/円の20日サイクルが継続し、2月3日前後でボトムをつけるのかに注目したいと思います。