今週のトレード
豪ドル/米ドル売り@0.7125(2月2日)→ストップ@0.7070(2月3日)
損益 -55pips
この企画ではバカラ村さんが自身のポジションを公開しているメルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」でのトレードを振り返りながら来週に向けての戦略を教えてもらいたいと思っています。また最後にはメルマガでの累計獲得pipsも紹介していきます。
「20日サイクル」が的中する
――先週のメルマガのトレードでは豪ドル/米ドルがストップにかかってしまいました。55pipsと浅いストップでしたが、短期でのトレードを意図していたのでしょうか?
1時間足を見ると1月下旬のもみ合いが下抜けしたものの0.7000ドル割れで底打ちしたように見えました。また、日足では2日前が下ヒゲ、前日が大陽線だったので、もう1日くらいは陽線になるだろう、という判断からの買いですね。
――バカラ村さんはドル高目線なのかなと思っていたのでドル売りのエントリーは意外でした。
今年の豪ドルは強いですし、このトレードの翌日(2月3日)が変化日だったので、あと1日はドル安トレンドが続くかもしれないという頭もありました。
豪ドル/米ドル 1時間足
ポンドル売りは150pipsの含み益で保有中
――2月3日は前回教えていただいたドル円の20日サイクルのボトムにもあたります。たしかに変化日となり、米ドル/円はレンジを上抜け、ユーロ/米ドルも下に抜けました。
ポンド/米ドルももみ合いを下に抜けましたし、しばらくはドル高が続くのではないでしょうか。
――日々の通貨の強弱はどう判断しているんですか? ドルインデックスですか?
ドルインデックスも見るんですが、主要7通貨(米ドル、円、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル)をかけ合わせたチャートをすべて見て、通貨単体の強弱を毎日メモしています。こういう感じですね。
――この強弱の判断基準は?
前日の強弱の左側(強い側)から順番にチャートを見ていきます。今だと、前日の強弱が――
米ドル>カナダドル>ユーロ>豪ドル>NZドル>円>英ポンド
こうなっていて米ドルがいちばん強かったので米ドルから1位vs2位、1位vs3位、1位vs4位の通貨ペアを順番に見ていき、昨日と変化がないかを確認します。
どちらが強いかの判断基準は「21日移動平均線より上か下か」が基本ですね。同じことを2位以下の通貨でも繰り返して順位を入れ替えていきます。
――これを毎日確認するんですね。
4時間足でも見ていますが、そちらは翌日になると消して、日足だけを残しています。
――昨日の強弱だと、最強が米ドル、最弱が英ポンドですから、英ポンド/米ドルの売り。見て今まさにバカラ村さんが保有中のポジションになります。
通貨の強弱だけで判断したわけではなく、チャートも大きな理由でした。日足は昨年12月高値で上値を抑えられ高値圏でレンジとなっていましたが、下抜けしたタイミングで売りです。
――英ポンド/米ドルはすでに150pips以上の含み益ですね。
英ポンド/米ドル 日足(上段)1時間足(下段)
ドル円の異様なダイバージェンス
――この先の米ドル/円はどう見ますか?
今(2月8日夜)は130円台へ下げてきましたが、1月半ばからのもみ合いを上抜けたので上がるのではないかなと。サポートとなっていた窓の上限=131.50円付近は現在レジスタンスに転換しています。ここを再び上抜けるようなら買ってもいいと考えています。
――窓を埋めましたが「ドル円底入れ」の判断は変わらないんですね。
テクニカル分析を見ても、日足のMACDで昨年12月以降、数え方によっては3回以上もダイバージェンスが続いています。ダイバージェンスが連続することはありますが、これだけ続くのは珍しい。ユーロ/米ドルでもダイバージェンスが点灯していることもあり、ドル円も上昇するのではないかと見ています。
米ドル/円 日足