今夜のCPI、2人のプラン
――今夜(14日)22時30分は米CPI発表ですね。
yattaさんに教えてもらったんですが、今回から計算方法が変わるのでサプライズが起きやすいみたいですね。大荒れになる可能性があるので僕は静観します。
僕はいつもどおり発表5分後くらいしてスプレッドが落ち着き「この値動きならコントロールできるな」っていうころからフットワークの軽い口座で入るつもりです。
「植田総裁」の誕生で急落
――10日(金)、日銀総裁の人事報道で大きく動きました。
もともと国会への人事案提示が10日予定でしたよね。10日は予定があったので14日に延期になって喜んでたんですが、しっかり出てしまった。
ニュースが出た瞬間、あと5分で家に着くところでした。ボラティリティが少し収まったところから入れたのでちょうどよかったです。それからは安値のブレイクアウトをひたすら打っていく感じですね。
120pipsはすごいですね。
しっかりチャートを形作ったところでのブレイクアウトを丁寧に打っていけば取れた、という動きですね。今年に入って1月、2月と難しくなってやり方を変えた人も多かったと思うんですが、あの日の相場は去年の打ち方で取れる動きでした。
急騰直前の「神ロング」、根拠は?
僕が家に戻ったのは落ちきったあとでしたが、夕方に植田さんの発言で戻した場面は大きく取れました。ティックが違和感のある動きをしたので買ったところ、直後に急騰してくれた。
――あの上昇は数秒だったのではと思うのですが、上昇の始まる直前のタイミングで入っているんですね(下のチャート参照)。
米ドル/円 1分足
こういう発言やニュースで動くときの起点が、ティックの動きからなんとなくわかるときがあるんですよね。
特徴的な値動きをしたんだと思います。
値動きって瞬間のことなので説明が難しいんですよね。
「何もなければこうだろう」という値動きのイメージがあって、それとはまったく違う動きをしたときに「ん?」と気づける。普段から予想を立てて見ているからこそ気づける違和感ですよね。
違和感はチャートから覚えることもあるんですよね。逆にいえば違和感のない順当な値動きはFX会社なり機関投資家が稼げるポイントであって僕らの「取り分」はない。僕らが見ないといけないプライスアクションって、違和感を覚えるところだと思うんです。それがどんなポイントかというと――っていう話を3月4日のFXコレクティブで話そうと思っています(笑)。
トレードは「先手」の取り合いですよね。とても興味深いです。とくに今は先手の取り合いがまた激しくなっている気がしますし。
朝の東京が難化、欧州はやりやすく
――東京・欧州・NYのやりやすさ・やりにくさは最近、どうですか?
朝の東京が一段階、やりにくくなった気がしますね
最近は欧州がやりやすいんじゃないですかね。NYは相変わらずダメ。
欧州はいいかもしれないですね。僕も仲値を過ぎてからも夕方まで張り付いている日があります。昨日も今日もそうですね。取りやすいポイントが欧州時間に重なっているせいかもしれませんが、15時半くらいから入ってもいいかなというチャートになってきています。