週刊スイング会議

「ポンド上昇+株安」から導く通貨ペア/植田氏の所信聴取へ向けたシナリオは

今週のトレード

ユーロ/米ドル売り@1.0770(2月14日)→利益確定@1.0700(2月16日)

損益 +70pips

ポンド/円売り@161.75(2月21日)→損切り@162.20(2月21日)

損益-45pips

この企画ではバカラ村さんが自身のポジションを公開しているメルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」でのトレードを振り返りながら来週に向けての戦略を教えてもらいます。また最後にはメルマガでの累計獲得pipsも紹介していきます。

植田さんの「デビュー戦」予定を確認

――先週は2回の決済がありました。まずユーロ/米ドルのショートは+70pipsの利益となりました。

バカラ村さん

ユーロ/米ドルやポンド/米ドルは戻り売り目線、つまりドル高方向の目線は変わりませんが、すでに3、5、6月と3回の利上げが織り込み済み。さらにもう1回の利上げを織り込むのは現時点では難しい。となると、米金利とは違う材料が出てくるのかなと思います。

――24日9時には植田・日銀総裁候補の所信聴取が始まります。とても注目度が高いですね。

バカラ村さん

次の主役は円になるのかもしれないですね。勝手な想像ですが、植田さんが24日に引き締め方向の発言をするとは思えないですが、24日に向けて円安となってから利食い売りが入り米ドル/円が落ちてくるようなイメージを持っています。

植田さんの所信聴取は24日(金)9時30分から。インターネット中継あり

米ドル/円、クロス円上昇で注目の通貨ペアは

――米ドル/円はバカラ村さんが先週指摘していた134円台半ばを達成、クロス円もオセアニア通貨を除いてレンジを上抜けてきたように見えます。

バカラ村さん

ポンド/円は昨日、PMIが製造業、サービス業ともに予想を上回り急伸しました。おそらく売りポジションも溜まっていたのだと思います。売りポジションはストップとなってしまいましたが、強いチャートになってきています。今、クロス円をざっと見たとき、ポンド/円がいちばん強そうに見えます。

円インデックス、米ドル/円、クロス円 日足

左上の円インデックスは右肩下がりで円安を示唆。バカラ村さんが「いちばん強そう」というポンド/円は右上

――円安が進むとすると、米ドル/円とクロス円のロング、どちらがよいでしょうか?

バカラ村さん

僕はドル高目線なので米ドル/円ですね。ただ133円から136円くらいのレンジのイメージなので、今のような(135円近辺での)高いところでは買いたくない。133円台まで押したら買いたい、というくらいですね。

指標サプライズで上昇のポンド、株安で下落の豪ドル

――今、いちばん注目しているチャートは?

バカラ村さん

ポンド/豪ドルですね。1か月ほどのレンジを上抜けして、下降トレンドラインも越えてきました。株安が続いていることもあり豪ドルは売られやすく、一方ポンドのファンダメンタルズは下ですがチャートは強い。

――ターゲットは?

バカラ村さん

1月高値の1.80豪ドル手前でしょうか。ただ、ポンド/豪ドルは値幅が大きいため、ポジション量には注意したいですね。ストップの置き場も日足の安値を目安にすると遠くなってしまうので、1時間足くらいまで落として目安を探してください。

ポンド/豪ドル 日足

1か月ほど続いたレンジを上抜けるとともに下降トレンドラインも上に抜けた

――このところの株安も気になるところです。最近のリスクオフに対する為替市場の反応はどう見ていますか?

バカラ村さん

間違いないのはドル買いですね。円はリスクオン・オフとはあまり関係なくなってきて、むしろ米金利との相関が高い。豪ドルも以前ほどは反応しなくなっています。

バカラ村のFXトレード日報!」2022年からの獲得pips

この1週間は70pipsの利益確定と45pipsの損切りで差し引き25pipsのプラスに

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