今週のトレード
米ドル/円買い@143.90（8月10日）→利益確定@145.50（8月15日）
損益＋160pips
英ポンド/米ドル買い@1.2740（8月16日）→保有中
含み損益±0pips
この企画ではバカラ村さんが自身のポジションを公開しているメルマガ「バカラ村のＦＸトレード日報！」でのトレードを振り返りながら来週に向けての戦略を教えてもらいます。また最後にはメルマガでの累計獲得pipsも紹介していきます。
ドル円、ターゲットは146.20円
――おととい米ドル/円のロングを利益確定しました。これで総獲得pips数は過去最高（2022年以降で集計）です。
本当は146円台前半まで引っ張ろうと思っていたんですが、日足で陽線が7本続いたので、仕方なくの手仕舞いですね。
――146円台前半というターゲットはどこから？
エリオット波動ですね。7月14日から1波と数えて、8月7日から現在までが5波です。
5波の上昇幅は1波と同じになりやすいため、7日安値の141.50円に1波上昇幅の4.7円を足して146.22円です。
米ドル/円 4時間足
年初からのエリットでは147円台後半がターゲットに
ただ、もっと大きな波動もカウントできるんです。1月の安値からカウントすると、やはり今が5波になります。
先ほどと同じように「1波の上昇幅＝5波の上昇幅」とするとターゲットは147円台後半。上昇チャネルの上限も同水準にあるため、146.20円を超えてきたときの最終ターゲットは、147円台後半だと思っています。
米ドル/円 日足
――ということは、まだ買い目線ですね。ただ、昨日（8月15日）の日足は高値圏での十字線。気になる形です。
十字線が出たからといって反転というわけではないと思います。十字線が連続して高止まりするのかもしれないですね。その場合、下がっても144.80円くらいまでかもしれません。
というのもドルインデックスが下降チャネルの上限付近まで上がったため、ここから下がりそうなイメージなんです。米長期金利も上ヒゲとなって下がる可能性がありそうですし。ドル安・円安が同時に進むなら米ドル/円は高止まり、ということになります。
英ポンドが上がると思う理由
――ドル安円安だとクロス円ロングがいい、ということになりますよね。
ポンドに注目しています。今日（8月16日）発表されたCPIも高止まりですし、賃金上昇率が過去最大になった、なんてニュースもありました。9月の利上げがほぼ確実とされ、さらにあと2回利上げする可能性があります。
英長期金利のチャートも4.7％がレジスタンスとなっていますが、上抜けしそうに見えます。
英長期金利（10年債利回り）
介入が入るとしてもジャクソンホール後か
――英ポンド/円の日足は陽線が8本連続です。ここから買うのは勇気がいりますね。
クロス円での連続陽線は、米ドル/円ほどは気にしません。クロス円のほうが強いトレンドが出たときに陽線、陰線が続くことがあるので。
英ポンド/円は180円でサポートされていますし、ユーロ/円も強いレジスタンスだった158円がサポートに変わっているため、まだ上がりそうに見えます。
――円買い介入期待で円買いポジションの含み損を耐えている人も多いようですが……。
ちょっと心配になりますね。介入はまだ先だと思います。今、介入しても24日からのジャクソンホール会合でパウエル議長がタカ派発言しようものなら、効果は消えてしまう。
1日で2円も上がるようなことがあれば別ですが、もう少し先ではないでしょうか。
――そうであれば次にポジションを取るとしたら英ポンド/円のロングですか？
英ポンドについては対円よりも対ドルのほうが強いイメージです。
ドルインデックスが下がりそうなこともありますし、あと3回利上げすると政策金利は6％。5.5％の米ドルを上回り、英ポンド/米ドルは上がりやすくなる。チャート的にも1.26台前半でサポートされています。
ジャクソンホール待ちか、ドル安か
――先週、「1.1040が売り場」と話していたユーロ/米ドルですが、CPI発表直後に1.1065まで上がってから下げています。
売っていたら、もう利益確定しているかもしれません。ドルインデックスがドル安に見えますし、ユーロは最近、ひたすらもみ合ってからやっと動き出して、すぐまたもみ合う。やりづらいですね。
もしユーロを売るとしたらユーロ/円が158円を下抜けたときだと思います。
――逆にドルインデックスを手がかりにユーロ/米ドルを買う、という選択肢はないですか？
ユーロを買う理由がないですね。それなら利上げという明確な理由がある英ポンド/米ドルを買います（※取材終了後、英ポンド/米ドル買いのメルマガが配信された）。
いずれにせよ24日からのジャクソンホール会合まで材料難で動かないなら金利の高い通貨、米ドルや英ポンド、NZドルが買われやすくなるのかもしれません。
「バカラ村のＦＸトレード日報！」2022年からの獲得pips
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