今週と先週のトレード
英ポンド/米ドル買い@1.2740(8月16日)→損切り@1.2715(8月18日)
損益-25pips
豪ドル/円買い@93.90(8月22日)→損切り@93.80(8月25日)
損益-10pips
ユーロ/米ドル買い@1.0810(8月29日)→保有中
含み損益+75pips
この企画ではバカラ村さんが自身のポジションを公開しているメルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」でのトレードを振り返りながら来週に向けての戦略を教えてもらいます。また最後にはメルマガでの累計獲得pipsも紹介していきます。
ユーロ/米ドルのロングと米ドルの行方
――今はユーロ/米ドルのロングを保有中ですね。
ドルインデックスのチャートを見て、買いました。ドルインデックスは7月に100.80の重要なサポートを下抜けし、ドル安に向かうかと思ったのですが、それがダマシとなり、先週には下降トレンドラインも上抜けしました。
ただ、さすがに5月高値の水準では上昇が止められて調整に入っています。そのため中長期はドル高目線ですが、短期的にはドル安方向を見ています。
ドルインデックス 日足
――ユーロ/米ドルではなく、ドルインデックスからの判断なんですね。
豪ドル/米ドルのロングもチャート的によさそうだったのですが「ドルインデックスが下がるのであればシンプルにユーロ/米ドルでいいだろう」という判断ですね。
ファンダメンタルズ的にもユーロ圏は景況感が悪化し9月利上げの確率は半々くらいとなっていますが、インフレはまだ収まっていません。14日のECB理事会に向けて半々に割れた見方が4:6、3:7と利上げ方向に傾いてくるのでは、という予想も頭の片隅にありました。
――短期的な調整を狙ったトレードだとすると、長くは持たず、大きくも狙わない、ということですね。
7月27日から下降チャネルの中での推移が続いています。このチャネル上限を目安にして、利益確定の指値を入れるかもしれません(その後、1.0920へ指値を入れるメルマガを配信)。
水星の逆行と1月の日銀
――アストロロジー(金融占星術)だと、今は水星の逆行中です。
水星の逆行中はチャートポイントを無視して動きやすい、という話があります。今回、それが典型的にあらわれたのが英ポンド/米ドルですね。1.2600ドルのサポートを長い陰線で下抜けて下がると思わせたのですが、すぐに戻ってきました。
水星の逆行を強く意識するわけではないですが、こういう動きを見ると「水星の逆行として考えるしかないな」と思います。今年1月の日銀会合も水星の逆行中だったのですが、ヤラれた人が多かったですよね。僕も100pips以上の損切りがありましたし。
英ポンド/米ドル 日足
ドル円の見通しは
――米ドル/円は昨日(8月29日)、147円台へ上がったものの、JOLTS(米求人件数)の悪化で落とされました。
147円台へ入ったときは売り目線でした。前回お伝えしたようにエリオット波動から計算したターゲットが147円台後半だったので、そのあたりに売り指値を置こうとしたのですが、JOLTSが発表されて急落してしまった。売りにくくなりました。
――チャートの見え方が変わったんですね。
ここから再び昨日の高値を超えてくるようだと、昨日の売りシグナルがダマシとなります。じゃあ買うかといわれると、米長期金利のチャートはまだ下げ余地があることから買いにくい。
7月からの短期的なエリオット波動でも、現在は調整のC波が終わって、どっちつかずに見えます。どちらかといえば買い目線ですが、しばらく手は出せません。
米ドル/円 4時間足
悪材料が金融ショックになるかの見極め方
――8月中旬、中国の恒大集団の経営破たんでリスクオフになりかけましたが、バカラ村さんは冷静でしたね。
以前から出ていた材料なので大きな下げにはならないだろうと思っていました。ただチャートはまだ弱い形のままになっています。
ただ近い将来、今はまだ表面化していない材料が出て金融ショックが起きる可能性はあると思っています。コロナ禍以降、世界が金融緩和に走りましたが、それが逆回転している今はどこかにひずみが生まれているだろうと。
金融政策は振り子のようなもので、今回の米利上げは速度も幅も強かったため、利下げに転じるときも短期間で大きく下げる可能性があると見ています。
「バカラ村のFXトレード日報!」2022年からの獲得pips
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