この企画ではバカラ村さんが自身のポジションを公開しているメルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」(※9月末配信終了)でのトレードを振り返りながら来週に向けての戦略を教えてもらっていました。メルマガは9月末で終了しましたが、この連載は続きます。どうぞよろしくお願いいたします。
ポンスイ、1年間のレンジをブレイク
――先週は休載させていただきましたが、ご旅行中だったそうですね。
旅行中もついチャートを見てしまいましたが、ふわふわした相場が続いていますね。米ドル/円はヘッドラインで下がってもすぐに戻るし、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルももみ合いです。
ただスイスフランは強いですね。地政学リスクの高まり以外に買われる理由も見たらないですが、英ポンド/スイスフラン(ポンスイ)は1年ほど続いたレンジを下抜けしました。
――すでにレンジ下限から200pipsほど下がっています。メルマガが続いていたら売っているでしょうか?
そうですね。自分では今日(25日)売りました。
2021年半ばからも1年2か月ほどレンジっぽい動きとなっていたのですが、下抜けしてから約760pips下げました。今回の下げが1.1200から始まっているので760pips下げると仮定するとターゲットは1.0400あたりとなります。
英ポンド/スイスフラン 週足
27日23時のオプションカットに注目
――米ドル/円はいかがですか?
チャートだけを素直に見たら上がると思います。上昇トレンドラインや移動平均線にサポートされながら、下ヒゲの位置もじわじわ切り上がっていますし、ファンダメンタルズ的にも上だと思います。
ただ為替介入のリスクがあるのはもちろんですし、150円には大きなオプションもあるようです。オプションの期限は今週末27日なのでそれまでは膠着しやすいでしょうね。スキャルピングくらいしかできなさそうです。
動くとしたら来週以降、あるいは金曜日にオプションの期限が切れた直後からとなるのかもしれません。
米ドル/円 日足
――27日のオプションカット(23時)は注目ですね。
あとは豪ドルですね。今日発表されたCPIが上ブレし買われましたが上ヒゲとなり日足も陰線に転じています。「いつものパターン」というか、「経済指標は強かったのに売られる」ということは豪ドルがやはり弱いのかなと感じます。
来週は日銀を皮切りに連日のビッグイベント
――米ドル/円を筆頭にやりにくい相場が続いていますが、動くとしたら――?
来週は大きなイベントが連日続くのでチャンスがあるんじゃないですかね。
- 10月31日(火) 正午前後:日銀会合 19時:外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
- 11月1日(水) 27時:FOMC
- 11月2日(木) 21時:BOE
- 11月3日(金) 21時30分:米雇用統計
――28日は大阪での投資戦略フェアですね。
ジュンさん、高城さんと3人で講演します。まだ参加できるようなので、どうぞよろしくお願いします。