週刊スイング会議

「レンジでデイトレ」は時間帯に要注意!

今週のトレード

豪ドル/米ドル売り@0.6730(3月2日)→保有中

含み益 +130pips

この企画ではバカラ村さんが自身のポジションを公開しているメルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」でのトレードを振り返りながら来週に向けての戦略を教えてもらいます。また最後にはメルマガでの累計獲得pipsも紹介していきます。

豪ドル/米ドルの売りポジは130pipsの含み益に

――今週は豪ドル/米ドルの売りエントリーがありました。まだ保有中ですが、ここまで130pipsの含み益です。

バカラ村さん

昨日のパウエルFRB議長でやっと下抜けてくれましたね。売った価格のすぐ上、0.6780ドルのレジスタンスが意識されていましたし、その上の0.68ドルもレジスタンスでした。日足のテクニカルも下を向いていました。

――ストップを当初の0.68ドルから建値へ移動しリスクをゼロに、さらにもう一度引き下げて100pipsの利益を確保済みです。

バカラ村さん

先月は英ポンド/米ドルで200pipsの利益を握りつぶしてしまったので、今回は早めにストップを引き下げて、100pipsの利益を確保しています。ターゲットはもう少し下を見ています。

今ストップを置いているのはパウエル発言で急落したあとにつけた短期的な戻り高値ですね。豪ドルと相関性の高い人民元安の予想が増えていますし。

豪ドル/米ドル 1時間足

今も保有中の豪ドル/米ドル。ストップを引き下げ100pipsの利益は確保している

過去3回はいずれもショックが起きた現象が発生

――パウエル発言で米2年債利回りは上がりましたが、米10年債利回りはあまり上がっていません。

バカラ村さん

つまり「逆イールド」(短期金利が長期金利を上回る現象、景気後退の予兆とされる)の拡大ですよね、ツイッターで見ただけなので、たしかではないですが2年債と10年債の逆イールドが1%を超えたのは1929年、1973年、1980年、そして今回と4回しかないそうです。

――過去3回は世界恐慌、第1次と第2次オイルショックの年ですね……。

バカラ村さん

もしかしたら今年から来年にかけて大きなショックがあるのかもと警戒してしまいますね。

ポン円のレンジでデイトレード

――米ドル/円はどうですか?

バカラ村さん

チャート的には上ですが、日銀会合を控えているので、うかつなトレードはできないですね。

それもあって今週はクロス円、英ポンド/円でデイトレしていました。ポンドにしてはめずらしく上下1円もない狭いレンジで1週間くらい推移していたんですね。クロス円は上目線だったため、売りでは入らずレンジの下限に引きつけて買う。利益は欲張ってレンジ上限まで取ろうとはせず10銭、20銭ほどで決済する短期売買です。

――レンジでデイトレするときのポイントは?

バカラ村さん

イベントや経済指標などの材料、レンジを抜けやすい時間を避けることですね、ポンドであれば欧州市場の始まりはボラティリティが高まりやすいので避ける。夜8時、9時になってもレンジが続いていて大きなイベントがなければ「もうしばらくレンジが続くだろう」と考えます。

英ポンド/円 1時間足

ボラティリティが高まりやすい欧州序盤や指標発表・イベントの時間は避けること

――注目しているチャートは?

バカラ村さん

チャートではないですが、今夜(8日24時)のカナダ中銀に注目しています。政策金利は据え置き予想ですが、アメリカが利上げを加速していくとなると「じゃあ、カナダはどうするの?」と。もしかするとタカ派的なコメントが出るかもしれないと警戒しています。

また最近のカナダ中銀は先進国の中で最初に動く傾向があります。もしタカ派に転じると、ハト派的な声明文を出したばかりの豪ドルなども追随する可能性がある。そうした点も含め、注目しています。

英ポンド/円 1時間足

バカラ村のFXトレード日報!」2022年からの獲得pips

今週はエントリーのみで決済がなかったため獲得pipsは横ばい

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