能登半島地震被災者への救援活動
――あけましておめでとうございます! 今年のスキャル会議もどうぞよろしくお願いします。
読者の中にも被災された方がいるかもしれません。ご無事をお祈りしています。
2024年相場の始まり
――そんななかでも2024年の為替市場が動き始めました。トレードはもう始めたのですか?
地震の起きた日、僕は実家へ帰省していたのですが一報を聞いて帰りました。
過去の大地震では為替市場にどんな影響があったのか、明日はどんなことが起こりうるのかを調べ、2日からの相場に備えていました。
――警戒されていた円高とはなりませんでしたね。
朝は9時から昼過ぎまで、欧州オープンから18時半まで、あとはNYオープンから25時くらいまで撃ちまくっていました。
S(売り)ポジが狩られて上がっていく動きを順張りブレイクと押し目買いで拾っていったら、たまに長い1分足が出ていたので、そこでロットを積んでいけました。思ったより勝てて170万円くらいです。
僕は80万円くらいですかね。思ったほどはうまくいかん感じでした。
長い1分足ではロットを増やして大きく勝つ
――142円ブレイクは素直な動きに見えました。
あそこはボコボコでした(笑)。そのあと142.20へと向かっていく上昇や調整で下げていく動きのなかで長い足が出てロットを貼れる場面があり勝てました。
――長い足では何pipsくらい取ったんですか?
3~5pipsくらいです。
今のトレードが「逆コツコツドカン」。コツコツ負けて、かつ時はドカンと勝って、かつロットも増やすことで取り返す感じです。
「勝率41%」との戦い
――ナナキさんの年末配信では勝率41%、ペイオフレシオ(平均利益÷平均損失)1.7と話していましたね。勝率の低さが驚きましたが、それでも年間収益が1億449万円です。
このスタイルがだいぶ固まってきました。勝率が低いのがつらいですが、エントリーしないと感触がわからないのでトレード回数が増えますね。
――ジュンさんは以前、「ある程度勝率も必要。連敗が長引くとメンタルが崩れやすいから」と話していました。41%という勝率はどう見ますか?
低いです(笑)。今の相場だからという部分もあるんじゃないですかね。ボラティリティがあればエントリーできる場面も多いから回数をこなせるし、期待値がプラスの手法なら勝ちになる。
でも、ボラがなくなったら回数をこなせなくなるから期待値どおりの結果にならい日も出てきて、勝率41%と自分との戦いになる。
――コツコツ負けるだけの日も出てきてしまう、と?
コツコツ負けても「最後の1本」でドカンと取れるかどうか。それが取れないとメンタルが崩れてしまう。ボラがある今、成功体験を積み重ねてトレードスタイルを固めておかないと。
ナナキさんの2023年12月 取引通信簿
ボラがある日・ない日で手法を切り替える
去年も2月や4月、8月などはボラがなかったと思うんですが、そういう相場でコツコツ負けるだけで取り返せい日もありました。
そんなときは別のトレードへ切り替えられるよう、ある程度は経験値を積めたかなと思います。
――別のトレードというと?
「抜けない」を前提にして逆張りを中心にしたスタイルです。でも、それは得意ではないのでロットを積めない。プラスで終わることを優先した守りのスタイルです。
――ジュンさんもモードの切替はありますか?
僕はロットで強弱をつけるのが苦手で、その面ではナナキさんのほうが柔軟ですね。その代わり、相場展開が変わったら思いついたことをフォワードで試しています。
「順張り中心の相場だったら売ろうと思う場面だから、今は買ってみよう」と「逆」をやってみたり、順張りでも「抜け」で買うのではなく「チャートは上だけどプライスアクションは下」みたいな場面で下ヒゲを買っていったり、
2024年の目標は
――今年もボラが出てくれるといいのですが。
日米金利差から測った適正レートはもっと下、135円という意見もあってそこまで下がるならボラは出るだろうし、上に行ったら行ったで上がりすぎが是正される段階で急落があるだろうし、いずれにせよボラは出るんじゃないですかね。
――今年の目標は?
去年は「年億」を達成できましたが、「2023年の自分」を超えたいですね。もっと大きく飛躍したい。
僕は現状維持です(笑)。