今週のトレード
ユーロ/円売り@157.05(7月5日)→利益確定@155.45(7月7日)
損益+160pips
米ドル/円売り@142.45(7月10日)→利益確定@141.30(7月11日)
損益+115pips
米ドル/円買い@139.20(7月12日)→保有中
含み損益-50pips
この企画ではバカラ村さんが自身のポジションを公開しているメルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」でのトレードを振り返りながら来週に向けての戦略を教えてもらいます。また最後にはメルマガでの累計獲得pipsも紹介していきます。
ドル円は広めのレンジ相場へ転換か
――米ドル/円が140円を割りこみ、米インフレの鈍化もあって急落しています。
思った以上に下落が早いですね。ロングの手仕舞いがメインだと思いますが、手仕舞う理由としては、27、28日の日銀会合での政策変更に対する警戒感もあるのだと思います。
――メルマガのポジションでは米CPI後の急落で139.20円の新規買い指値が約定しましたね。
上昇トレンドラインが今日の時点で139.10円付近にあり、フィボナッチの38.2%戻しもこのあたり。4時間足でもMACDが売られ過ぎを示しており、それらをひっくるめて反発が期待できるのではないか思ったのですが、米CPIでまだ下げていますね。
――上昇トレンドはもう終わりですか?
上昇トレンドに戻るイメージはありません。ドル売りと円買い、日経平均の下落が同時に起きたために思ったよりも下がりましたが、反発しやすいところまで下げたとは思います。ここからは広めのレンジ相場、くらいでしょうか。
とはいえ下値余地はまだあると思います。次のサポートの目安としては過去に何度か上値を抑えられた138円近辺でしょうか。さすがにそこまで下がれば反発すると思います。
日経平均は(ダブルトップではなく)フラッグを形成
――日経平均についてはいかがですか? ダブルトップとなっていますが。
僕はダブルトップとは見ていなくて、フラッグなのではと考えています。上昇トレンド中のフラッグは形成途中でダブルトップと見えることもあるんです。今回もそのパターンじゃないかなと思っています。
――フラッグだとすると5波構成で上抜いていく、ということになりますね。
そうですね。あと1回、上と下をやってから上抜けるのではないでしょうか。
日経平均 日足
ドルインデックスはまたも「例の水準」に
――ドル安の今後についてはいかがですか?
ドルインデックスは短期的なダブルトップを形成し、下げてきました。下値メドはN計算値から100.80です。
――バカラ村さんが以前から注目しているサポートとぴったり一致しますね。
そうなんです。あまりにぴったり重なったので驚きました。100.80のサポートに近づいているため、ドル安の余地は限られていると思います。
ただ中期で上値を切り下げるディセンディング・トライアングルなのでいずれ下抜けてドル安となる可能性が高まっています。
ドルインデックス 日足
重要なサポートに差し掛かったスイスフラン
――その他に最近注目しているチャートは?
米ドルの動きを見るときに米ドル/スイスフランを使うことがあります。今はドル安なので米ドル/スイスフランも下落しているのですが、月足レベルの重要なサポートに差し掛かっているため、この点からもドル安はそろそろ終わるのではと思ったりもしています。
――スイス中銀は9月にも追加利上げを行なう可能性が報道されています。
そうした報道もあってスイス高となったのですが、今差し掛かっているサポートラインは月足レベルの重要なラインです。このサポートより下の水準をつけたのは2015年のスイスショック、2011年のギリシャショックの2回しかありません。今はそこまでのショックではないし、買いたくなる水準です。
米ドル/スイスフラン 月足
――ただ、「逆神」として名高い岐阜暴威さんが「ドルスイスで年末へスワップ作戦」とツイートしていました。スワップ目当てで買っているようです。
「岐阜さんが買っているから下がる」と思っているわけではないですが、スイスフラン高が地政学リスクの前兆だったケースもあり、買うのを躊躇しています。トレードするかどうかはともかくとして、米ドルの動向を見る上でこのサポートラインの攻防がどうなるか、注目しておいたほうがいいと思います。
「バカラ村のFXトレード日報!」2022年からの獲得pips
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