業者によって損益が大きく変わった日
――昨日(12月20日)は日銀のサプライズで暴落相場となりました。
ヒロセ通商は+70pipsです。他社では途中まで270万円勝ってたんですが、嫁とドラマを見ながら一瞬チャートを見て取った1ポジが地獄の始まり。最後はトータルでマイ転しました。
どの業者を使っているかで、収支は本当に変わりますよね。
スプレッドが開いても「押してすぐ決まる(約定する)」ならいいんですけど、決まるまでに待たされるとキツイ。天井で押しても絶対決まらないし、ベストエントリー!と思っても含み損から始まる。その積み重ねが悪いほうに転がると、昨日みたいなことになります。
僕からしたら、そんな業者でよう押せるなと……。僕は朝から夕方の記者会見までトレードしましたが、最後まで馬鹿になれず、ネジを外せず+38.1pipsです。スプレッド3銭くらいで押せる業者はあったんですが、「このスプは嫌やな」と思って押せなかった。
12月20日 米ドル/円5分足
日銀の結果はどこが早いか
――スプレッドの開きはどのくらいまで許容するんですか?
スプ1.8銭くらいだったら行くんですけど、3銭以上は押せない。でも昨日はスプ3銭を超えていても押すべき相場でした。プラスでは終えられましたが、最大値はもっと上にあったはずなので悔しいですね。
昨日はDMM.com証券やGMOクリック証券もスプレッドが開いていたみたいですね。今年好調だったDMM勢も「打てへんつらさ」を始めてわかったんじゃないかな。まだまだ甘いぞ、と(笑)。
――発表直後の初動は上でしたが、YCC(イールドカーブ・コントロール)修正が伝わり暴落しました。情報はどこで見ているんですか?
僕はかにぱんさんのツイッターか、外為どっとコムの「ロイター赤文字ニュース」(プロ向けの速報ニュース。一定の取引条件を満たすことで利用可能)です。どちらも甲乙つけがたいですね。
かにぱんさんは本当に早いですね。とてもありがたいです。
「最近はイッツー後のリバが弱い」
最近の傾向ですが、動いたあとに戻らないですね。むちゃくちゃ下げて「そろそろリバウンドするかな」と思っても安値圏でジリジリするだけで終わってしまう、みたいな。
めっちゃありますね。「反転を狙って長く持つ」というトレードだと含み益を握り潰してしまう。
安値を抜きにいって失敗するとめちゃくちゃ跳ねるし、行くときは一気に突き抜ける。リバを狙いにいってぶち抜けたらごっつい負けるし、ブレイクを狙いにいってもリバったときがキツい。難しいですね。
今日(12月21日)もボラが出ていますが、いつまでもこのボラが続くわけではない。
最近のパターンで行ったら急にボラがなくなることも全然ありえる。
昨日勝った人も、ボラが落ちてきたときに減らさないよう、気をつけないといけないですね。