日銀人事の報道で乱高下、2人のエントリーポイントは?
――今日(2月9日)14時45分、日銀総裁人事について報じたブルームバークが報じた「日銀総裁人事、アベノミクス転換示唆なら調整難航も」の記事で大きく乱高下しました。
ちょうど家を出たところで見ていませんでした。
僕もパソコンから離れていたんですが、こういう動きって利幅は小さくて、なおかつ損切りは自動逆指値を食らって大きくなる。トータルでは勝っていないと思うんです。だから見ていたとしてもドーンと下に伸びた第1波や直後のリバウンドで入ることはなかったと思います。
ジュンさんはこういう鉄火場みたいな相場でも逃げずに必ず戦っていますよね。
1秒足チャートを見ると、僕だったら第1波で下げてから戻ってきたところ、131.10円台で戻り売りを入れていたかもしれないですね。それが損切りされて、次にロングを入れるとしたらこのあたりですかね(チャート参照)。
僕だったら全戻ししてさらに131.50をブレイクしたところ、54くらいでロングしていたかもしれないですね。50の節目は損切りでもエントリーにも使われるので攻防が激しくなる。僕なら、その攻防の決着が着いたあとに「後出し」で取りに行きます。これだけのボラがある相場なら、それでもまだ伸びる。
ジュンさんは50に向かうところを「先出し」ですよね。攻防中のエントリーがいちばんギャンブルになる。もちろんレンジやボラにもよるんですが。
米ドル/円 1秒足
「攻防のすべて」が詰まっていた「パリティブレイク」
大きな節目の手前はめっちゃブレますよね。いちばん印象的だったのはユーロ/米ドルのパリティ(1.0000ドル)の攻防。何度も大きく跳ね返されてからやっと抜けて、そのブレイクは大きかった。節目の攻防がすべてあそこに詰まっていました。
ちょうどドル円もボラが小さい時期だったので、僕もやっていました。あれはすごかったですよね。あのパリティの攻防の「小さい版」を僕らは日々やっているんですよね。
2022年7月12-15日 ユーロ/米ドル15分足
「真空」は素直にブレイクアウトを狙う
――上下に大きく乱高下したあとのトレードでは、なにかポイントがありますか? 上下に置かれていたオーダーはすべてなくなっていますよね。
板がなくなってもヒゲの左側にある節目を見ながらやるだけですね。こういう状態を「真空」とか「空中戦」って呼んでいるんですが、値動きが軽くなるので長い足が出やすくなる。逆に行くリスクもありますが、リターンも大きい。
「真空」っていう意味では、月曜日もそうでしたね。窓を開けて始まって朝の安値が131.50円。そこから131.20円までの間はポジションのない真空。「50を下抜けしたら20までは素直にブレイクについていっていい」と話していました。
火曜の夜に下抜けしましたが、20までの値動きは軽かったですよね。
ツイートデックが改悪? 速報系に影響も
――ツイートの自動更新表示で人気だった「ツイートデック」が改悪されたと話題になっていました。今日の乱高下のようなとき、手動で更新しなくても最新の情報が得られるため便利だったのですが、最新版では更新間隔が遅くなった、との指摘が出ています。
ツイッター自体の課金(ツイッターブルー)とも関係があるのかと思って今日、課金してみたら小林社長(https://twitter.com/JFXkobayashi)の1秒前のツイートが出たので、課金すると更新間隔が早いんですかね。
情報が錯綜していて、まだわかりませんが。
とりあえず「設定とプライバシー」から旧バージョンに戻せます。速報系の情報入手に影響するので、気になる人は戻しておいてもいいかもしれませんね。
ツイートデック旧バージョンへの戻し方