今週と先週のトレード
ユーロ/米ドル買い@1.0810(8月29日)→利益確定@1.0920(8月30日)
損益+110pips
ユーロ/米ドル買い@1.0735(9月5日)→保有中
含み損益+10pips
この企画ではバカラ村さんが自身のポジションを公開しているメルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」(※9月末配信終了)でのトレードを振り返りながら来週に向けての戦略を教えてもらいます。また最後にはメルマガでの累計獲得pipsも紹介していきます。
ドル円、売るなら149円台前半をメドに
――米ドル/円は今日(9月6日)、年初来高値を更新する147.82円まで上がってきました。
144円台半ばがサポートとなり上がってきています。強いですね。
――最近バカラ村さんが繰り返し指摘している、年初からのエリオット波動によるターゲットは147円台後半。すでに到達しました。
5波が完成したから売るかというと、そうも思えません。8月29日の上ヒゲのせいで売りの形も崩れています。次に売りを考えるとしたら上昇チャネルの上限にあたる149円台前半ですね。そこまで上がればさすがに売ってもいいと思います。
米ドル/円 日足
「介入期待の売り」がたまる
――ここからの買いは?
ド天辺で買われそうな気がして躊躇しますね。
――個人投資家のポジションを見ると、まだショートのようです。
介入期待、円安けん制発言期待でのショートなんでしょうが、今のドル円上昇は円安というよりドル高によるものなんですよね。クロス円はこの1か月ほぼ横ばいですし。ドル高のなかで円買い介入しても効くとは思えないですし、当局も同じように考えているんじゃないですかね。
介入期待で売るとしても、やはり149円台までは待ちたいです。
個人投資家ポジション(QUICKより)
14日ECB、コンセンサスは据え置きも利上げの可能性
――メルマガのポジションはユーロ/米ドルの買いです。
もう少し下に引きつけてから買いたかったんですが、メルマガではノーポジの状態が続いていたので多少ムリやりですが買ってみました。
理屈としては下降チャネル下限まで下げたことによる反発期待です。
――反発期待であれば、短期で決済する可能性が高いですか?
いや、うまいこと反発してくれたら建値にストップを移動して来週14日のECBまで引っ張りたい、という気持ちはあります。
ユーロ/米ドル 4時間足
――ECBは据え置きがコンセンサスとなりつつありますが、バカラ村さんは利上げの可能性をメルマガで指摘していましたね。
ECBは年内あと1回の利上げが織り込まれていますが、インフレは低下してきたとはいえ5%台ですから9月に利上げしてもおかしくないんじゃないか、と。
ラガルドECB総裁も態度を明確にしていないですし、迷っているんじゃないかと思います。
カナダドル/円の「上昇三角形」
――その他の市場では、WTI原油が急騰しました。サウジアラビアが自主減産を年末まで延長したことが材料です。原油ネタだとカナダドルでしょうか?
そうなるんでしょうね。原油が上がる前からカナダドル/円は買いを検討していました。チャートがアセンディング・トライアングル(上昇三角形)に見えるんですよ。
カナダドル/円 日足
――上値はレジスタンスラインに抑えられ、下値は徐々に切り上げる三角形ですね。セオリーとしては上に抜ける形です。
アセンディング・トライアングルもディセンディング・トライアングル(下降三角形)も普通はトレンド継続です。だとすれば、カナダドル/円はレジスタンスラインをブレイクして高値をめざす、ということになります。
ただ、底値圏でできた大きなディセンディング・トライアングル(下降三角形)は大底のパターンとなることがあります。
――大きな、というのは多くのローソク足を使って形成された三角形ということですか?
そうです。普通のトライアングルは日足だと1~3か月くらいが目安ですから、それ以上、ということですね。
――ここで集計している2022年以降のメルマガ成績は過去最高を更新しています。
配信終了が9月末ですから、有終の美を飾れたらいいですね。
「バカラ村のFXトレード日報!」2022年からの獲得pips
9月16日(土)にはメルマガ購読者を対象としたオフ会が開催されます。受付は終了していますが、興味がある方は高城までご連絡してみてください。