今日の日刊スキャル会議は9月2日の「FXコレクティブ@横浜」に登壇してくれる3人、ジュンさん、ういおpさん、平井聡士さんでお送りします。FXコレクティブへ参加される皆さま、どうぞよろしくお願いします!
夏枯れでも、節目を抜ければ走る
昨日(8月29日)のJOLTS(米求人件数)は死にました。あの値幅は想定外すぎました。
ジャクソンホールでパウエルが労働市場に言及していたので、JOLTSで動く可能性が高いと思っていたんですが、あそこまで下がるとは思わなかったですね。
そんなに動きます?!っていう感じでした。ツイッターを見ていると、逆張りでヤラれた人が多そうでしたね。
直前まで148円をめざす動きをしていたので、少々の下落だったらV字で返ってくる、それも早い動きのV字で返ってくると思ってしまいましたね。逆張りでロングしたら数分で爆益ちゃうんか?!ってロングを打ったら入院しました。大ケガで済みましたけど(笑)。
米ドル/円 1分足
安値を更新して走るところを取るっていうトレードは勝てましたけど、V字を狙ったロングは難しかった。値動きはV字を感じさせる瞬間もあったんですが、そこでロングした逆張りの人は10pips含み益を握り潰したりしていましたね。
僕はめちゃくちゃ負けたっていう感じではないです。跳ね返ったところをショートしたりして取ったり取られたりで。
火のついたNYの勢いと、経済指標の「モノサシ」
JOLTSは予想950万件だったのが結果は882万7000件。悪かったんやろなっていうのはわかっても、普段見ていない人だと「悪さの程度」がわからないからインパクトが測れないんですよね。
モノサシがないっていうことですよね。予想と結果の乖離が0.1%は大きいのか、10万件が小さいのか、そういうのは過去12か月分くらいの数字を見て感覚をつかんでおくことが指標トレードでは必要なんだと思います。
――今週は重要な経済指標の発表が続きます。
- 8月30日(水)21時15分 米ADP 雇用統計、21時30分 米GDP改定値
- 8月31日(木)21時30分 米PCE価格指数
- 9月1日(金)21時30分 米8月雇用統計、23時00分 米ISM製造業景況指数
夏枯れっぽい相場ですけど、指標の前後は見ておこうと思っています。
11月のFOMCで利上げするかどうか、見方が半々くらいで割れているんですよね。昨日はJOLTSで「据え置き」に傾きましたけど、指標の結果によってブレやすくなっています。
それにJOLTSの日もそうでしたが、最近のニューヨーク市場は火が入ると止まらなくなる。経済指標で火がつくこともあるので、僕らはまだまだ張り付かないとあかんな、と。