今週のトレード
米ドル/円売り@131.50(3月23日)→建値決済@131.50(3月27日)
損益 ±0pips
ユーロ/米ドル売り@1.0815(3月28日)→損切り@1.0920(3月30日)
損益 -105pips
カナダドル/円買い@98.85(4月11日)→保有中
含み益+43pips
この企画ではバカラ村さんが自身のポジションを公開しているメルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」でのトレードを振り返りながら来週に向けての戦略を教えてもらいます。また最後にはメルマガでの累計獲得pipsも紹介していきます。
クロス円が強い
※私の私用、さらにバカラ村さんの体調不良で2週間空いてしまいました。申し訳ありません。
――メルマガではカナダドル/円の買いポジションですね。
クロス円が全般、強い形となっており直近高値をうかがう位置にあったためですね。オセアニア通貨を除いて、ですが。スイスフラン/円も強いんですが、普段あまり手を出さない通貨ペアなので、今回は原油が高止まりしていることもありカナダドル/円を選びました。
クロス円一覧 日足
つかまった円買いポジションの巻き戻し
――ポジションをとったのは植田・日銀総裁の就任会見を通過した翌日でした。
海外勢を中心に、日本人が思っている以上にYCCの修正・解除への期待が強く、米ドル/円の売りポジションもたまっていたようです。植田総裁がこれまでと変わらない発言に終始したことで売りポジションが踏み上げられている展開ですね。
まだ切れていないショートもあるでしょうから、しばらくは円売りポジションでいいのかなと思います。
――米ドル/円も上目線ですか?
大きくいえば130円から137円のレンジだと思うのですが、今夜(12日21時30分)のCPIで米金利がどう反応するか。今は200日移動平均線が137円台前半にあるので、上がってもそのあたりまでかなと思います。
もしCPIが低い数字になるようだと米金利が低下し相関しやすい米ドル/円も下げて、クロス円にも下落圧力がかかってくるでしょう。
ユーロ/豪ドルの反落はいつか
――欧州通貨はクロス円だけでなく全般、強いですね。
注目しているのがユーロ/豪ドルの反落です。月足では高値圏にあります。過去はコロナショック時を除いていずれも上ヒゲとなって跳ね返された水準です。
ユーロ/豪ドル 月足
――ユロオジは今回も上抜けできずに跳ね返される、と?
ユーロ/豪ドルがそこまで買われる理由がわからないんですよね。「豪ドルは今月利上げを見送り・ECBは3月に利上げし今後も継続」と両通貨の対象性は鮮明ですが、それはすでに織り込まれていると思いますし。ユーロ/豪ドルが反落するまでは、ユーロ/円、それにポンド/円の上昇は続くのではないか、と。
――カナダドル/円だけでなくユーロ/円にも注目ですね。
ユーロ/円は148円くらいの水準までは充分あり得ると見ています。
YCC修正は期待感がないときこそ警戒を
――今夜の米CPIを通過すると、次のビッグイベントは4月28日の日銀会合ですね。
先日の就任会見で当面、大きな政策変更がなさそうな雰囲気になっていますが、油断できません。植田さんは所信聴取で「時と場合によってはサプライズ的になることも避けられない」と発言しています。
YCC自体、サプライズ的に修正・解除しないと意味がないこともあり、警戒感が薄まっているときこそ要注意。ただ、それまではクロス円が上がりやすい時期が続くと見ています。